- 2008年3月14日 15:47
- 建物・リフォームで失敗
珍しく、仙台市中心部で、宮町の古いマンションを競売で購入しました。 賃貸の入居者がいましたので、そのままお貸しすることにしました。
ところが、しばらく入金してもらっていたのが、だんだん滞納するようになってきました。仕方が無いので弁護士に依頼し、裁判を起こした退去していただきました。
その後は、リフォームをして、転売するか賃貸で貸すつもりでいました。このマンションの場合、問題は「風呂」。古い上にシャワーもない。おまけに、階下に水漏れするとかしないとか。このままでは、売ることも貸すこともできません。
結局、100万円くらいかけて、風呂を全部取り替えることに。ところが、入口が小さいので浴槽が入らないのです。
入口を壊して入れる、ということで話はまとまりました。普通ならすぐ壊れるので、業者さんには「壊してくれ」と頼んでしまいました。管理人さんも、「多少ドアを外すくらいだろう」と思って、工事の許可を出してくれました。
ここの場合、これが大失敗だったのです。入口が厚さ7センチほどのコンクリート製で、建物の付帯だったのです。
私が何の気なしにGOサインを出したのがまずかったのです。業者さんは気を利かせて、道路を削るような電動のこぎりを持ってきてしまいました。
私が状況を知らぬ間に工事着工。建物中に騒音がとどろきわたる!窓を開けて工事してしまったので、粉塵は外の駐車場まで届きます。住民の方からは非難轟々。工事後、私は管理人さんから呼び出されてお叱りを受けました。
その日は終わりましたが、もう一回やらないと風呂は入りません。私は半分諦めていました。あの音と粉塵では、管理人さんから再度の許可は下りないでしょう‥。
業者は土曜日にやるとのこと。業者さんには「管理人さんに了承をもらって工事してくれ」と頼みました。壁も半分壊し、浴槽も壊し、後には戻れない‥。でも、たぶんだめでしょう。
月曜日、業者より「工事は終わりました」とのこと。私はびっくりしました。「なんで管理人は許可を出したんだろう‥」
その後、管理人さんから再度呼び出しを受けて、なぞは解けました。「あんたはずるいよ、私がいない間にするなんて。その後住民から随分言われたよ。」その日管理人さんは休みだったそうです。私は怒られるまま謝りました。
結果的にリフォームは終了。近くの方が買ってくれて、無事取引は終わりました。
2ヶ月のリフォームで私も疲れましたが、何よりご迷惑をかけた住人のことを思うと今も胸が痛みます。
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