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大変です。家が傾いています。保証額250,000円は没収

柴田郡川崎町の土地、建物を久しぶりで入札しました。
この地域は、何回か売却したことがあり、売却は可能と判断し、基準価格も130万円と安く、330万くらいで入札すれば落札できると考えました。

土地は造成地で、電気、上下水道も入っておりましたが、この団地ではかなりの売れ残りもあり、空き地も目につきます。
建物は5LDK、いま日な建てかた、平成9年築…ますます期待が高まります。
近隣に調査に聞き込みをしたところ、事故自殺もなく、弁護士さん管理になっています。
「いいじゃないか。」弁護士さんと話ができれば、引き渡しもスムーズだろう。期待は高まります。

この建物には、スパーハウス、物置など二基あり。残置物はもりだくさん。人は住んでいません。建物に造作物も張り付いていました。前の人は、手の器用な人、大工さんかな…。
現地調査には、内壁に亀裂、猫のひっかき傷など多数損傷あり、と書いてあります。

落札日。応札者は私と他一名でした。100万円の差が付き、落札。 もう少し、安く応札できればと思いましたが、まずは落札です。
早く仕事をしてきれいにし売却できれば利益も出るかも。裁判所にお金を支払い、早く所有権も移転しなくては。

お金も裁判所に全額支払いました。会社のものになったので早く中も見てみたい、弁護士さんにTEL。快くカギを貸してくれました。

ところがこれからが大変です。
家の中に入ると多くの残置物。壁、柱は傷つき、クロスははがされ、「どうするのこれ」
まずは片づけて、いらないものはまとめて捨てて…頭の中はぐるぐる廻ります。
2階に上がり、洋間に入りました。洋服ダンスが置いてあります。扉がひもでぐるぐる巻きにされていました。ひもをほどくと何もしないのに観音開きの戸がギ~と開きます。
おかしい。もう一人営業が「家が傾いていますよ」と声をかけてきます。確かによく見ると、斜めに東から西へ傾いています。部屋の扉、トイレの扉はさながら全部自動ドア。 「傾いている!」
床材も穴が開いていたり傷ついていたり、すべて張り替えなければなりません。
「これは手を付けない方がよいですよ」と営業マン。 「お金と労力をかけても商品にはならないな」と私。

2,3日考えて、この物件はやめることにしました。支払ったお金はどうなるのだろう。
社長に報告すると、「損は月賦で払って」。妻に云うと「減給。だから余計なことはするなといったのに」と怒られました。トホホです。

すぐに裁判所に、事情を話しました。「お金は支払ったが傾いて住めないのでお金は戻してください。」
前にも付き合いのある業者さんから「シロアリに食われた家を買って損をした。お金は返してもらえなかった」と聞いていたので、
今回も駄目かと思いましたが、裁判所は検討してくれて、保証金はダメでしたが、それ以外のお金は返金してもらえることになりました。

今回の失敗は、私のほしいほしいが先走り、いろいろ駄目なサインが出ているにもかかわらず行ってしまったのが原因です。
まずは冷静に。プロであってもこの通りです。くれぐれも気を付けて入札しましょう。
25万円の失敗談でした。

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